公式Instagramアカウントのショッピング機能について

Instagramのショッピング機能とは、Instagramの投稿に写っている商品に商品名と価格が記載された、 『ショッピングタグ』を付けることができる機能のことです。

商品タグには購入ページのリンクを埋め込み、自社HPやECサイトに誘導することができるため、 ユーザーに手軽に自社商品を購入、または、購入を検討してもらいやすくなります。

メリット

Instagramは、キレイな写真を見るだけではなく、実際に欲しいものを探し、購入する場所に変わってきています。Instagramを経由した売り上げを向上させるために、ショッピング機能を活用していきましょう。

デメリット

ショッピング機能はメリットもある一方で、使い方によってはデメリットにもなりえます。
製品タグを付けすぎると、ユーザー目線では、セールス色が強いアカウントに見えてしまいます。

もちろん企業アカウントである以上、製品タグを付けて、リンク先に遷移し、購入まで至って欲しいですが、ひとつの投稿に対して、製品タグを付けすぎない、同じ商品を連投しないなど、プロフィール画面全体のバランスを見ながら配置を考えるといった工夫が必要です。

ショッピング機能を利用するには？

まずは、ショッピング機能の利用要件を確認します。
Instagram公式ページによると、ショッピング投稿を利用するには下記の要件を満たしている必要があります。

1.Facebookの提供者契約とコマースポリシーに準拠していること

2.主に有形商品を販売していること

3.Instagramビジネスプロフィールあること

4.Facebookページがリンクされていること

5.ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされていること

3.4.5はそれぞれの設定方法と確認方法をご紹介していきます。

出典：
https://help.instagram.com/1627591223954487

Instagramアカウントをプロアカウントにする

Instagramでは、ビジネス目的で利用する場合に、「Instagramビジネスプロフィール」が用意されています。
Instagramビジネスプロフィールを利用するためには、Instagramのアカウントを「プロアカウント」へ変更する必要があります。ビジネスプロフィールへの切替は、スマートフォンアプリでしかできないので、ご注意下さい。

以下の手順で設定してみましょう。

「プロアカウントに切り替える」を押した後は、自分の会社のビジネス情報に応じて、選択し、Facebookページをリンクさせたら完了です！

ショッピング投稿で利用したい商品をFacebookカタログに登録する

プロアカウントにした後は、PC上での操作、設定になります。

事前に確認すること または 設定しておくこと

・Instagramアカウントと連携するFacebookページを所有しているビジネスマネージャの管理者であること

・Facebookページとカタログを、同じビジネスマネージャで所有いていること

・ビジネスマネージャで、Facebookページに対して「ページの管理」のアクセス許可、カタログに対して「カタログの管理」のアクセス許可を持っていること

コマースマネージャで設定していこう

コマースマネージャの設定についてから説明します。

まずはコマースマネージャを使用するためのコマースアカウントを作ります。

「コマースマネージャで管理」を選択し、「次へ」をクリック

次に、チェックアウト方法を選択し、「次へ」をクリック。

他のウェブサイトでのチェックアウトを選択することで、自社サイトへの誘導を

次に「ビジネスを選択」で使用するビジネスアカウントを選択します。自分が管理権限を持っているビジネスアカウントの一覧が表示されるので、対象のアカウントを選択するようにして下さい。

ビジネスを選択した後は、コマースアカウントに名前をつけてあげて下さい。

名前をつけ、リンクするビジネスマネージャアカウントを選択したら、「次へ」をクリックします。

次に、ショップを公開する場所を選択します。InstagramとFacebook、両方選択も可能なので、初めての方は、両方選択しておくといいでしょう。

最後に、ショップで利用するカタログを選択します。

カタログを選択したら、「ショップの審査を申請することで、販売契約に同意するものとします」にチェックを入れ、「設定を終了」をクリックすると、審査がリクエストされます。

ショップに商品を追加してみよう

商品数やSKUが少なかったり、これまでに商品リストを作ったことがない場合は、ひとつずつ手動で商品情報を入力していった方が、結果的に早いので、手動入力がオススメです。

CSVファイルがある場合は、一括アップロードができるので、CSVでのアップロードで一発で完成させてしまいましょう。

FacebookカタログとInstagramを連携する

完成させたカタログは、Instagramと連携させる必要があります。
この操作、設定もPC上で行って下さい。

Facebook内のカタログマネージャより、「Instagramショッピング」を開き、「Instagramビジネスプロフィールとリンクする」を選択し連携することができます。

カタログの審査を申請する

Facebookで作成したカタログとInstagramの連携が出来たら、一旦、準備は完了です。この後、実際に利用を開始するためには、審査を通過させる必要があるので、申請方法をご紹介します。

1 Instagramアプリで設定画面を開く

2 「ビジネス」→「ショッピングに登録」を選択する。

4 Facebookで作成したカタログを選択し、「審査を申請」を押す。
申請の内容に特に問題がなければ、数日でカタログが承認され、ショッピング機能が利用できるようになります。

1〜2週間経っても承認されない場合は、審査に通らなかった可能性が高いです。
申請自体は何度でも申請できるため、設定内容や商品カタログをもう一度見直し、再申請してみて下さい。

多くの場合、Facebookカタログとの連携がうまくいってない場合や、Facebook、Instagramで禁止されているコンテンツを設定しようとしている場合になります。

ショッピング投稿できる商材/できない商材

Facebookの利用規約とポリシーで禁止されているものが明記されています。
以下に該当するものは審査には通りません。

成人向け製品
出品投稿で、成人向けの製品の売買や使用を宣伝することはできません。

アルコール
出品投稿で、アルコールの売買を宣伝することはできません。

人体の一部および体液
出品投稿で、人体の一部または体液の売買を宣伝することはできません。

デジタルメディアおよび電子機器
出品投稿で、不正な方法でデジタルコンテンツのストリーミングを行ったり、電子機器の機能を妨害したりすることを促進または奨励する機器の売買を宣伝することはできません。

差別
出品投稿および商業目的のMessengerスレッドで、人種、民族性、肌の色、出身国、国籍、宗教、年齢、性別、性的指向、ジェンダーアイデンティティ、家族構成、配偶関係、障がい、医学的状態、遺伝子状態など(ただしこれらに限定されません)の個人的な特性を理由に、人を不当に差別したり、人に対する好悪を示したりしてはなりません。出品投稿は、差別を禁止するすべての適用法に準拠する必要があります。ここでいう差別には住宅の出品投稿における差別が含まれますが、これに限定されません。

証書、通貨および金融商品
出品投稿で、本物または虚偽の証書、通貨、金融商品、仮想通貨の売買を宣伝することはできません。

ギャンブル
出品投稿で、デジタル通貨を含む金銭または金銭的価値が関わるオンラインギャンブルの売買または促進を宣伝することはできません。オンラインギャンブルには、オンライン上でのゲーム、賭け、宝くじ、ラッフル、カジノ、ファンタジースポーツ、ビンゴ、ポーカー、くじが含まれます。

有害な商品や危険物
出品投稿で、危険物や有害物質の売買を宣伝することはできません。

人的搾取および性的サービス
出品投稿で、何らかの形態の人身売買、売春、または性的サービスを宣伝することはできません。

経口サプリメント
出品投稿で、経口サプリメントの売買を宣伝することはできません。

求人
コマース商品に関する出品投稿で、求人を宣伝することはできません。この禁止の対象には、関連する商品またはビジネスモデルを十分に説明した求人、および誤解を招くか、詐欺的か、もしくは不正な求人、またはビジネスモデルが明確でない求人が含まれます。

土地、動物および動物関連商品
出品投稿で、動物、動物の部位、または生態系保存区域内の土地の売買を宣伝することはできません。

医療・ヘルスケア製品
出品投稿で、医療機器、ニコチンが含まれている禁煙製品を含む医療・ヘルスケア製品およびサービスを宣伝することはできません。

誤解を招くか、暴力的であるか、または悪意のあるもの
出品投稿に誤解を招く、暴力的な、または悪意のある製品やオファーを掲載することはできません。

販売する商品がないもの
出品投稿で、商品の販売を行わないニュースや風刺などのコンテンツを宣伝することはできません。

医薬品、薬物および麻薬に関連する器具
出品投稿で、薬物、麻薬に関連する器具または医薬品の売買を宣伝することはできません。

リコール対象製品
出品投稿で、リコールされた製品の売買を宣伝することはできません。

サービス
サービスの出品投稿はできません。

性的位置づけの製品
出品投稿で、性的なものを示唆する形で製品やサービスを掲載することはできません。

盗難品
出品投稿で、盗難品の売買を宣伝することはできません。

サブスクリプションおよびデジタル製品
出品投稿で、ダウンロード可能なデジタルコンテンツ、デジタルサブスクリプション、デジタルアカウントの売買を宣伝することはできません。

第三者の権利侵害
出品投稿に、第三者の著作権や商標などの知的財産権を侵害し、またはこれに違反するコンテンツを掲載することはできません。例としては、純正品を模倣するために他の会社の製品の商標(名称やロゴ)または特徴的な機能を真似た製品など、偽造品の宣伝や販売が挙げられますが、これらに限定されません。

タバコ製品や関連する
器具
出品投稿で、タバコ製品またはタバコに関連する器具の売買を宣伝することはできません。

使用済みの化粧品
出品投稿で、使用済みの化粧品または元のパッケージで販売されていない化粧品の売買を宣伝することはできません。

武器、弾薬および爆発物
出品投稿で、武器や弾薬、爆発物の売買や使用を宣伝することはできません。

出典：
https://www.facebook.com/policies_center/commerce

ショッピング投稿を実際にしてみる

ショッピングタグを追加する手順

1 投稿の右上にあるメニューバーを押す

2 「編集する」を押す

3 投稿画像の左下に表示される「タグ付け」を押す

4 「製品をタグ付け」を押す

一度設定したら、とても簡単に追加することが出来ますので、審査さえ通ってしまえば、誰でも使いこなすことができます。

ひとつの投稿につき、ショッピングタグは5個までになりますので、投稿する写真を撮影するときは、商品数に注意して撮影に臨みましょう。ショッピングタグはPCでは表示されないので、Instagramアプリにて確認するようにして下さい。

ショッピング投稿を広告として出稿できる？

ショッピング投稿の実装もアンダーバーにお任せ