Instagram広告は“見た目”で決まる|企業向けクリエイティブ戦略と成功事例・2025年トレンド集

Contents
はじめに
Instagramは、視覚的なコンテンツを中心にユーザー同士がコミュニケーションを取るプラットフォームであり、そのため広告を出稿する際もビジュアルのインパクトが非常に重要です。特にInstagram広告では、写真や動画といったクリエイティブの質が、そのままエンゲージメントやコンバージョンに直結すると言われています。この記事では、Instagram広告の基本的な効果や成功事例、そして2025年のプロダクト写真トレンドまでを掘り下げながら、最後に当社・株式会社アンダーバーの強みをご紹介します。Instagram広告で成果を上げるために欠かせないポイントを、できるだけ多く詰め込みましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Instagram広告の仕組みと効果
Instagram広告は、Instagramのフィードやストーリーズ、リール、そして発見タブ(Explore)などに表示される広告を指します。ユーザーは普段、自身の興味・関心に沿ったコンテンツを積極的にチェックしているため、ターゲット設定をしっかり行えば高い反応率が期待できます。広告フォーマットとしては、静止画広告、動画広告、カルーセル広告など多様なバリエーションが用意されており、ブランドや商品の魅力を表現しやすい環境が整っていることも大きな特徴です。
また、Instagramは世界で20億人以上、日本国内でも6,000万人を超えるアクティブユーザーがいると言われています。若年層からミドル世代まで幅広い層に訴求でき、FacebookやYouTubeよりも気軽にフォローや「いいね」を行うユーザーが多いという点も、ビジュアル重視のSNSならではの強みです。こうした環境で広告を活用すれば、ブランドイメージをしっかりと訴求しながら高いエンゲージメントを狙うことが可能になります。
Instagram広告の効果としては、認知度向上やサイト誘導、商品購入、キャンペーン応募など多岐にわたります。実務的には、的確なターゲット選定と魅力的なクリエイティブを組み合わせることで、費用対効果の高いプロモーションが期待できます。よくある成功事例としては、限られた広告費でも多くのリードを獲得できた、クリック単価を抑えて認知拡大を実現したといった内容が挙げられます。BtoBの採用広告でも、短期間かつ限られた予算で多くの応募を集め、複数名の採用に結びついたという事例も報告されています。
クリエイティブの質がInstagram広告を左右する理由
Instagram広告の成果を左右する最大の要因としては、ターゲティングの精度と並んで「クリエイティブの質」が挙げられます。なぜなら、ユーザーがまず目にするのは広告ビジュアルであり、それが魅力的でなければスクロールされて終わってしまうからです。ある企業が、全く同じ商品を宣伝する場合でも、広告写真をモデル使用のものに変更しただけでクリック率が15%向上し、購入率(コンバージョン率)も8%増加したというレポートが存在します。これは、ユーザーが商品を使う具体的なイメージを抱きやすいクリエイティブに変えた結果、興味を引き出す効果が高まったためとされています。こうした改善例は、コスメからファッション、食品、家電まで幅広い分野で確認されています。
さらに、写真よりも短尺動画のほうがエンゲージメントを獲得しやすいというのも、近年のInstagram広告の特徴の一つです。リール広告やストーリーズ広告では全画面表示が可能で、ユーザーの没入感を高められるため、クリック単価の低下やブランド認知度の向上に寄与しやすいと言われています。とりわけ、短くても印象に残るストーリー仕立ての映像は、ユーザーの視線を強く惹きつけ、最後まで見てもらえる可能性が高まります。実際、静止画バナーでは成果が乏しかったブランドが動画広告に切り替えた途端、クリック率や購入率が上昇した事例は少なくありません。
クリエイティブの質を高める方法としては、プロのカメラマンや映像ディレクターに依頼して撮影を行う、専門のデザイナーやディレクターによる構成や編集のブラッシュアップを受けるなどが挙げられます。また、広告出稿の段階でA/Bテストを繰り返し、複数のデザインを比較検証することで、より最適なクリエイティブを見つけ出すことも重要です。イギリス発のフィットネスアパレルブランド・Gymsharkのように、数百種類もの広告パターンを常時テストし、最も成果の高いものに予算を集中的に配分する運用を実施している例もあります。こうした取り組みが、Instagram広告の費用対効果を高める近道です。
2025年のプロダクト写真トレンド
Instagram広告が年々進化するのと同様に、商品の撮影手法や演出方法にも明確なトレンドがあります。特に2025年には、下記のような傾向が顕著になっていると考えられます。
ミニマルデザイン・クローズアップ
背景や余計な小物をあえて排除し、商品そのものを際立たせるスタイルが注目されています。シンプルかつスタイリッシュな印象を与えたい場合に効果的で、商品そのものの造形美や質感を存分に表現できます。また、化粧品などではバルクが出てくる瞬間などにクローズし、シズル感やインパクトを与えるケースも少なくありません。

ライフスタイル演出
商品が使われる実生活のワンシーンを切り取る手法です。ユーザーが自身の生活に商品を取り入れたときのイメージを抱きやすく、感情移入をしやすいのが特徴と言えます。特にアウトドア用品でキャンプ風景を背景にしたり、食品で食卓風景を使ったりする例は多く見られます。

動画・アニメーションの活用
ここ数年、短い動画で製品をあらゆる角度で見せる手法や、簡易アニメーションで特徴やカラーバリエーション、使用感を伝える表現が急増しています。家電やガジェット系では機能や操作方法を直感的に伝えられ、コスメ系ではテクスチャーや使用感をアピールできるメリットがあります。
実際の成功事例
以下は、実際にクリエイティブの質を高めることでInstagram広告の成果を大きく伸ばした企業の例です。
Tropicana(飲料)
ビタミンカラーを基調にしたポップな映像と、爽やかな朝のシーンを組み合わせたリール広告を制作し
飲料ブランドのTropicanaは、Instagramのストーリーズ広告を活用し、夏のプロモーションキャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは、明るく爽やかなビタミンカラーをベースに、楽しげで夏らしいシーンを短尺動画として表現しました。
キャンペーンではターゲット層の属性や嗜好に基づき細かくターゲティングを行い、特に若年層の消費者に対して集中的にリーチしました。その結果、Tropicanaは広告の想起率を18ポイント向上させるという成果を達成しました。視覚的に印象に残るクリエイティブと、適切なターゲティングの組み合わせが、ユーザーの記憶にブランドをしっかりと刻み込むことに成功したのです。
この事例からは、Instagramストーリーズ広告において、ビジュアルの鮮やかさとターゲット層を意識したコンテンツがいかに重要かを理解できます。
Panasonic(家電)
Panasonicは、Instagramにおいてカメラ製品「Lumix Gシリーズ」の認知度向上を目的とした広告キャンペーンを展開しました。この取り組みでは、影響力の高いインフルエンサーを起用し、彼らが実際にLumix Gカメラを使って撮影した写真や動画をInstagram上で公開してもらいました。
インフルエンサーが自らの生活シーンで撮影したリアルな画像や映像を投稿することにより、単に製品の機能や性能を紹介するだけではなく、「実際にユーザーがその製品を使用するとどのような体験が得られるのか」をリアルにイメージさせることに成功しました。
この戦略は製品への関心を高めるとともに、従来の広告よりもずっと身近で親しみやすいイメージを創り出し、Panasonic Lumix Gシリーズのブランド認知度向上に大きく貢献しました。
カンタス航空
カンタス航空は、Instagramストーリーズ広告を通じて特に若年層の男性をターゲットとしたブランド認知向上キャンペーン「Off the beaten track」を実施しました。キャンペーンでは、オーストラリアの広大な自然や冒険的な旅のシーンを鮮明な映像で表現し、見る人の旅行欲をかき立てるクリエイティブを展開しました。
このInstagramストーリーズ広告は、約195万人という広範なユーザーにリーチしました。特に、視覚的に魅力的で臨場感のある映像を通じて、カンタス航空のブランドイメージを強烈に印象付けることに成功し、ターゲット層のブランド想起率を顕著に高めました。
航空業界の広告はしばしば価格やサービスの競争に偏りがちですが、カンタス航空のこの事例は、「視覚とストーリー」による訴求がブランド認知度を効果的に高めることができることを示しています。
プレゼントキャンペーンの活用とクリエイティブ
Instagram広告をさらに効果的にする施策としては、プレゼントキャンペーンとの組み合わせが挙げられます。フォロー&いいね、あるいはコメントで応募できる仕組みにすれば、短期間でフォロワー数を増やし、認知拡大を促進しやすいのが特徴です。景品として自社商品を設定すれば、より興味度の高いユーザーを獲得できるため、将来的な顧客化に結びつきやすくなります。さらに、キャンペーン専用ハッシュタグを設定すれば、自社ブランドや商品に関連する投稿が増え、自然と話題拡散の相乗効果も期待できます。
ただし、プレゼントキャンペーンを成功に導くには、クリエイティブ面での工夫も欠かせません。キャンペーン内容がひと目で理解できるビジュアルや、魅力的なシーンをイメージ化した動画を用意することで、ユーザーが応募しやすくなります。募集期間や応募方法を明快にまとめたデザインにすることで、応募率も一段と高められます。こうした一見すると些細なクリエイティブの差が、最終的な応募数やフォロワー維持率に大きく影響を与えます。
株式会社アンダーバーの強みと撮影パッケージ「mint」
Instagram広告で成果を出すためには、広告を出稿するだけでなく、ターゲットの選定からクリエイティブの制作・撮影、運用後のデータ分析まで一貫したプロセスが重要になります。そこで当社・株式会社アンダーバーでは、撮影込みの運用パッケージプランを用意し、企業様のInstagram広告施策をトータルでサポートします。
プロクオリティの写真・動画を提供
当社には、Instagramや広告撮影に熟知したプロのカメラマンや映像ディレクターが在籍しており、商品の魅力を最大限に引き出すクリエイティブを制作しています。たとえば食品の美味しさを表現した写真や、家電の使用シーンをドラマチックに見せる動画など、目的やターゲットに応じた最適な演出で広告効果を高めます。
広告手数料なしでの運用が可能
一般的にSNS広告運用を代理店へ依頼すると、広告費の一定割合を手数料として支払うケースが多く、予算が目減りすることがあります。当社のパッケージプラン「mint」では、設定していただいた広告費以外に手数料は発生せず、純粋な広告費をすべて配信に回すことが可能です。撮影からクリエイティブ制作、運用代行までがひとつのパッケージ料金に含まれるため、コストを明確化しやすいメリットもあります。
500アカウント以上の運用実績
株式会社アンダーバーは、これまでに500以上のSNSアカウント運用実績を積んできました。ファッションや食品、BtoBの採用、不動産などさまざまな業種における豊富な事例を活かし、企業ごとの課題や目標に合った運用プランをご提案できます。ブランド構築を重視する企業には統一感のあるビジュアルを、売上増を狙うEC企業には転換率(コンバージョン率)を重視したキャンペーン広告など、柔軟に対応いたします。
まとめ
Instagram広告は、ビジュアル中心のプラットフォーム特性から、クリエイティブの質がダイレクトに成果を左右しやすいメディアです。ターゲティング設定や予算配分が適切でも、ユーザーの目を引き、商品の魅力を正しく伝えられる写真や動画を用意できなければ、大きな成果にはつながりにくいでしょう。しかし、しっかりと最適化を図り、ターゲットに刺さるクリエイティブを制作できれば、他のチャネルにはない高いエンゲージメントとコンバージョンを獲得することが可能になります。
そして2025年の潮流では、商品をより具体的に体験できるクリエイティブがさらに増えていくと考えられます。こうした最新トレンドを押さえつつ、自社のブランドイメージに合った形で発信できるかどうかが、今後のInstagram広告活用のカギになるでしょう。
株式会社アンダーバーでは、撮影からクリエイティブ制作、さらにはInstagramのアカウント運用までをワンストップで対応する体制を整えています。プロが撮影した高品質な写真や動画を活かし、広告手数料なしの運用パッケージ「mint」で企業のSNSマーケティングを力強くサポートいたします。Instagram広告の効果をさらに高めたいとお考えの際は、ぜひ当社までご相談ください。
動画制作はアンダーバーに
お任せください!
お急ぎのご相談の場合、お電話でも承っております。
「費用感をおおよそ把握したい」「こんなことは出来るの?」など、お気軽にご相談ください。
営業時間/平日9:00~18:00